重度障害者がやりがいのある仕事ができるようにするには

障害者雇用は少しずつですが増えていっています。

特に身体障害者や知的障害者において採用したいと思う企業が増えていっています。


しかし障害者といってもいろんな形の障害があります。

例えば重い精神障害者で社会生活を送る人ができていない人、筋ジストロフィーやALS等難病で手足が動かせずベット生活が中心の人。このような人たちを企業が雇用しているケースは非常に少ないです。


それは障害のある人を何かしらの作業ができればそれで良いと考える企業が多いからです。

その考えをぜひ一度再考してほしいです。


重い精神障害者、重度身体障害者のもつ「考える力」を活かすことを企業は考えてほしいです。


例えば販売戦略のアイデア、商品開発のアイデア、ブランディングのアイデア、コピーライティングといったものを健常者だけで考えるのではなく重度障害者のアイデアも参考にしてみてはいかがでしょうか。


重度障害者を雇用しなくてはいけないと言っているのではありません。

最低賃金以上をお支払いするのは難しいのかもしせません。

であれば雇用はせずに業務委託だったりクラウドソーシングにてアイデアを募集するという形もできます。

業務委託やクラウドソーシングになると福祉事業所が間に入る形になる場合もあります。

就労継続支援B型等の福祉事業所もぜひアクションを起こしてみてほしいです。


重度障害者は考える時間が十分確保できる方も多いです。そして障害者だからこそ生まれる発想もあるかもしません。アイデアを採用するかどうかはもちろんシビアな視点で判断すれば良いのです。


考えるというお仕事はオリジナリティが出せるからこそやりがいを感じやすいと言えます。

ただ、これだけではなく重度障害者は本人の希望や障害の状況、能力によって他の選択肢も考えていかなかければなりません。