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狭き門の職業


人手不足の時代です。

10年前は就職難の時代でした。仕事の需給バランスはコントロールが難しいものです。

さて今が人手不足だからといって、誰しもが希望の職業で食べていけるかといえばそんなことは全くありません。

その職業の需要に対して、その職業に就きたいという人が多すぎる職業はたくさんあります。

イメージしやすいものとしてミュージシャンがあります。

メジャーデビューしてミュージシャンだけで食べていきたい人はたくさんいるけど、そうなる人はほんの一握りです。

テレビ局、総合商社なども採用人数よりも応募人数の方が圧倒的に多いです。

逆に現在、人手不足で比較的就きやすい職業としてはいわゆるブルーカラーと呼ばれる仕事や介護職、飲食店スタッフなどがあります。

もし、自分がなりたいと思う職業が狭き門の場合はやはりなれない可能性もあります。ただ本当の天職に自分自身が気づけたときというのはモチベーションが高いし、努力もできます。心から強く思う志望動機というのは相手にも伝わりますので採用もされやすいというのはあります。

しかしそれでも難しい場合は違う形での働き方を考えてみましょう。

例えば狭き門のデザイナーであればデザイン事務所に入社できなくても自分の作品をインターネット上に公開したり、販売したり、また企業などに送ることで自分の作品がほしい、使いたいと思う人がいて購入してくれるかもしれません。また収入はないけど作品を作っていくことでデザイナーの仕事はできます。デザイナーだけでは食べてはいけないけどデザイナーの仕事は副業、趣味として考えるというかたちになります。

また学校の先生になりたいという夢が叶わなくても家庭教師、日本語教師、習い事を教えるコーチ、インターネットを使ったオンライン講師、自動車学校の教官など似ている仕事という形も考えることができます。実は人に教える仕事というのはこれだけじゃなくまだまだたくさんあるのですがなかなか一般の方では全てに気づけなかったりするんです。

そういった形で天職、または天職に近い仕事をするということを考える必要性があるときもあります。